基本の型

用途 + 主役モチーフ + 構図 + スタイル + 配色 + 背景 + 制約

例:家計管理アプリ / シンプルな財布と上向きグラフ / 中央に大きく / フラットでミニマル / 青緑と白 / 単色背景 / 小さな文字なし・細かい装飾なし

まず「良い文章」ではなく「設計項目」に分ける

項目考えること
用途何をするアプリか習慣管理、家計、写真整理
主役一目で見せたい象徴チェック、財布、星、カメラ
構図主役の大きさ・位置中央、大きく、正面
スタイル視覚表現flat、3D、minimal、hand-drawn
主色・補助色・コントラスト濃紺 + cyan、白背景
制約避けたいものtiny textなし、frameなし

「どんなモチーフを選ぶべきか」「文字を入れるか」といったデザイン判断そのものは、アプリアイコンの作り方・デザインガイドで先に整理できます。このページは、その決めた方針をAIへ伝える方法を扱います。

再利用できるプロンプトテンプレート

テンプレート

[アプリの用途]向けのアプリアイコン。主役は[モチーフ]。正方形の中で[構図]。スタイルは[視覚スタイル]。配色は[主色]と[補助色]、[背景]。小さい表示でも主役が分かるようにシンプルに。避ける要素:[不要な要素]。

この形なら、結果が気に入らないときに「モチーフだけ」「配色だけ」「構図だけ」を変更できます。全部を一度に書き換えると、何が効いたのか分かりにくくなります。

例1:ミニマルな習慣管理アプリ

習慣管理アプリ向けのアプリアイコン。主役は1つの太いチェックマーク。中央に大きく配置。ミニマルなフラットデザイン。深いネイビー背景に明るいcyanのチェック。小さい文字、細い線、複雑な装飾、外枠は使わない。

ここでは「習慣」という抽象語だけでなく、主役をチェックマーク1つに絞っています。

例2:3Dの家計管理アプリ

個人向け家計管理アプリのアイコン。丸みのある財布と小さな上向きグラフを1つの主役としてまとめる。中央構図。やわらかい3D、clean studio lighting。emerald greenとdark navy。背景はシンプル。硬貨を大量に置かない、細かい数字や文字を入れない。

3Dを指定するときも、背景オブジェクトを増やしすぎないように制約を足すと、アイコンより「一枚絵」になりにくくなります。

例3:文字を使うlettermark

タスク管理アプリのlettermarkアイコン。大文字のTを1文字だけ主役にする。太く幾何学的な形、中央配置、余白を広く。indigoからvioletのシンプルなグラデーション。追加テキスト、サブタイトル、細かい装飾は入れない。

生成AIは文字を正確に描けない場合があります。特定文字が絶対条件なら、生成画像をそのまま最終版にせず、後工程で文字を正確に組む選択肢もあります。

例4:シンボル中心の写真整理アプリ

写真整理アプリ向け。写真カード2枚と小さなsparkleを単純化した1シンボル。正面から見た中央構図。clean flat vector-like style。whiteとwarm orange、tealを少量。背景は単純。リアルな写真内容、人物の顔、小さなUI、文字は入れない。

「入れたいもの」だけでなく「避けたいもの」も書く

アプリアイコンでは、生成AIが勝手に足しやすい要素が小サイズで邪魔になることがあります。たとえば次の制約は使い分けやすいです。

no tiny textno subtitleno border/frameno busy backgroundsingle focal symbollarge readable silhouette
ただし「no text」と書けば必ず文字が消えるわけではありません。

プロンプトは生成モデルへの指示です。モデルや生成条件によって解釈が異なり、禁止語が決定論的な画像処理として適用されるわけではありません。

失敗パターンから1項目ずつ修正する

結果まず変える指示
要素が多すぎる`single focal symbol`, `simple composition` を追加し、モチーフ数を減らす
主役が小さい`large centered symbol`, `fills most of the canvas` など構図を明示
ポスターのように文字が増えるタイトル生成を頼まず、`no small text`, `no subtitle` を追加
背景が複雑背景色を1色または単純なgradientに固定
雰囲気だけ変えたいモチーフと構図を固定し、styleだけ変更
色だけ比較したい構図・モチーフを固定し、paletteだけ変更

比較したいなら、一度に全部変えない

候補Aは3D、候補Bはflat、さらに色・モチーフ・文字まで違うと、「何が良かったのか」を説明しにくくなります。まずはモチーフと構図を固定して色だけ、次は色を固定してスタイルだけ、というように差分を狭めると改善しやすくなります。

実際にApp StoreやGoogle Playで候補を比較する方法は、アプリアイコンのA/Bテスト方法で別に扱います。

AppIcon AIではプロンプト設計の一部を内部化している

現在監査したAppIcon AIでは、アプリ名・任意のコンセプト・スタイル選択などから生成フローを組み立て、スタイル別の指示テンプレートを使う実装があります。また、`no text`、`no frame`、`white background`に相当するprompt modifierもコード上確認できます。

そのため、ユーザーが毎回長いプロンプトをゼロから書くことを前提にしたUIではありません。

→ AppIcon AIで候補生成する流れ

保証していないこと
  • 指定した語句が100%そのまま画像へ反映されること
  • `no text`等が後処理で確実に除去する機能であること
  • すべての画像生成モデルで同じプロンプトが同じ意味になること
  • 1つの「最強プロンプト」で常に良いアイコンになること

よくある質問

日本語と英語、どちらで書けばいい?

利用するモデル次第です。まず使いやすい言語で構造化し、意図が伝わらない語だけ英語のスタイル語へ置き換える方法があります。英語にすれば必ず品質が上がるとは限りません。

プロンプトは長いほど良い?

必ずしもそうではありません。要素を増やしすぎると優先順位が曖昧になります。主役・構図・スタイル・色・制約を明確にしたうえで、不要な説明を減らす方が修正しやすくなります。

AppIcon AIでは自分でプロンプトを書く必要がありますか?

現在の主要フローはアプリ名やコンセプト、スタイルから生成する設計で、内部にプロンプトテンプレートがあります。細かな結果は生成モデルに依存します。